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竹國先生のコラム

「糖質制限食」体験

「糖質制限食」とは

 最近ある雑誌の対談で、作家の宮本輝さんが「糖質制限食」で糖尿病を克服したことを話されていました。43歳の時、境界型の糖尿病と診断されて以来、薬を飲んだり、カロリー制限を心がけたり努力をしたにも関わらず糖尿病の方は悪化する一方。ある時「糖質制限食」を知り、医師の指導のもと実践したら直ぐに効果が出て血糖値が安定したとのことです。血糖値が安定すると、持続力がアップし以前と比べ明らかに仕事量が増えたそうで「糖質制限食」を絶賛されていました。

 この「糖質制限食」なんですが、3大栄養素のうち炭水化物の摂取を極力控えて、たんぱく質、脂質は制限なしといったもので、ご飯やパン、麺といった穀物はダメで、その代わりステーキやバターは食べても良い。お酒もビール、日本酒、ワインはダメだけど、糖質が入って無いウイスキー、焼酎はOKだそうです。

炭水化物は悪者?

 炭水化物を食べると、糖尿病でない人でも血糖値は上昇します。食事の度に血管の中で血糖値の乱高下がおきているわけです。血糖値の乱高下が血管内皮を傷つけ動脈硬化の原因となるそうです。それだけでなく、精神の不安定、がん細胞の増殖といった作用もあると言われ、糖尿病でない人でも血糖値の振幅が少ない方が良いようです。江部先生によると、人類の歴史700万年のうち、農耕が始まって穀物を食べるようになったのは、わずか1万年前の話、それまでは狩猟・採集の「糖質制限食」をずっと食べてきたので、人間の消化管システムは穀物などの炭水化物を食べるのに適していないのではないか、とのことです。