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歯並びが悪い「不正咬合」

歯科矯正の治療を開始するのに適した時期。

歯並びが悪いので、口元を見られると気になって仕方がありません。

昔から美人を言い表すために、明眸皓歯(めいぼうこうし)ということばが使われてきました。きれいな口元は美人の条件の一つです。口元がきれいでない、つまり歯並びが悪い(「不正咬合」といいます)と、どのような不都合が生じるのでしょうか。大きく分けると審美的なものと機能的なものとに分けられます。

不正咬合であると、人前で大きな口を開けて笑いにくい、口元を人から見られるのが気になったり、物をうまく噛みにくい、発音しにくい、歯を磨きにくい、などといったことがあります。それでは、不正咬合とはどのような状態をいうのでしょうか。

審美的に問題となりやすい不正咬合には、次のようなものがあります。

「反っ歯(そっぱ)」といわれるもので、上顎の前歯が下顎より前に突き出した状態(上顎前突)▽「受け口」といわれるもので、下顎の前歯より前に出ている状態(反対咬合)▽「八重歯」や「乱杭歯」といわれるもので、歯並びがデコボコの状態(叢生:そうせい)▽上顎および下顎の両方の中切歯の間が開いている状態(正中離開:せいちゅうりかい)。

機能的に問題となりやすい不正咬合には、次のようなものがあります。

奥歯をかみ合わせても前歯がかみ合わず口が開いたままの状態(開咬:かいこう)▽上顎の歯が下顎の前歯のほとんどに覆い被さっている状態(過蓋咬合:かがいこうごう)▽上顎と下顎の噛み合わせが左右にずれている状態(交叉咬合:こうさこうごう)。

歯並びが悪い方は、いくつかの不正咬合の要素を併せ持っている場合が多く、その程度もさまざまです。ご自分やお子様の歯並びが気になる場合、どのような状況にあるのかを正確に知る必要がありますので、かかりつけの歯医者さんにご相談ください。

大阪府歯科医師会学術部 垣内 康弘
歯の健康アラカルト 毎日新聞 2006/01/08 掲載