オーストラリアの水道水にフッ素が入ってるってホント!?
こんにちは。
福島区、野田阪神のかきうち歯科矯正歯科です。
今回は最近ワーキングホリデーなどで話題になることが多い、オーストラリア。
水道水にフッ素が含まれているということについてちょっと記事にしてみました。
様々な国で実施されている!?
水道水にフッ化物(多くはフッ化ナトリウム)を添加するという公衆衛生の取り組みは、
水道水フロリデーションと呼ばれています。
実は書き出しにオーストラリアと記載していますが、
アメリカ、香港、シンガポールなど多数の国で実施されており、
虫歯予防に効果があるとされています。
フッ素は歯のエナメル質を強化し、酸による損傷を防ぐ働きがあります。
水道水に適切な濃度のフッ素を含めることで、
特に子どもたちの虫歯発生率を大幅に低減することが可能です。
水道水に含まれるフッ素の量はどれくらい?
オーストラリアの大都市部を中心に、多くの州や地域では、
水道水にフッ素を添加する政策が実施されています。
この政策は、公共の健康を守るためのものであり、
オーストラリア政府や保健機関によって支持されています。
一般的に、フッ素の濃度は
1リットルあたり約0.6から1.1ミリグラム程度
が推奨されています。
この濃度は、安全かつ効果的であると広く認識されています。
フッ素添加に対しては一部で懸念の声もありますが、
多くの研究がフッ素の安全性と有効性を支持しています。
例えば、オーストラリア保健省は、
適切なフッ素濃度の水道水が健康に悪影響を与えることはないとしています。
総合的に口腔衛生の維持に役立つ
また、フッ素を含む水を飲むことで、
特に低所得層の家庭や歯科医療へのアクセスが制限されている地域の住民にも、
平等に歯の健康を守る効果がもたらされます。
自動的に歯磨きを行う習慣と併せて、フッ素添加水を飲むことは、
総合的な口腔衛生の維持に重要な役割を果たします。
定期的な歯磨きとフッ素の組み合わせは、
虫歯予防の最も効果的な方法の一つとされています。
いずれは日本でも…
現在、日本では水道水にフッ素は含まれていませんが、
ある研究によると、フッ素配合のハミガキ剤を使用することにより、
歯の根元のむし歯を67%抑制可能だということが明らかになっています。
日本でも適切な濃度が確立され、
フッ化物添加の水道水フロリデーションがいずれ行われるのではと思っています。
自然と虫歯のできにくい環境になることを願います!
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院長 垣内 優一
経歴
- 大阪府枚方市出身
- 日本矯正歯科学会 認定医
- 日本口腔インプラント学会 専修医