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2025.09.12

子どもの矯正っていつ始めたらいいの?

こんにちは。
大阪市福島区の歯科医院、かきうち歯科矯正歯科です。

子どもに矯正治療を受けさせたいけど、いつから始めれば良いのか分からない

お子さんの歯並びについてベストな時期についてよくご質問を受けます。
子供の歯並びを整える「小児矯正」は、成長段階にある顎の発育を利用し、
理想的な咬み合わせを作る治療です。

今回は、小児矯正を開始するタイミングや、メリット・デメリットなどについてご説明します。

お子さんの矯正治療をご検討中の方は、ぜひご参考になさってください。

□小児矯正を開始するタイミング

小児矯正を開始するタイミングは、
”永久歯に生えかわる時期”と、”永久歯に生え揃った時期”に大きく分かれます。

永久歯に生えかわる時期に行うものをⅠ期治療、
生えかわってから行うものをⅡ期治療と呼びます。

永久歯が生えてくる時期は、6歳くらいで下の歯から生え始めることが大半です。
また、最後の乳歯が抜けるのが11歳前後となります。

永久歯の生え方によって将来的に、歯並びが悪くなる恐れがある場合、
早期に矯正を始めることで、歯を正常な位置に動かしやすくなります。

Ⅰ期治療

小児矯正のⅠ期治療は、主に歯の土台となる顎の成長を正しく導くことを目的として行われる治療です。

顎の成長を抑える・または促す装置を使用し、顎の成長をコントロールしたり、歯並びの幅を拡大して永久歯が生えるスペースを作る治療をします。

Ⅱ期治療

Ⅱ期治療は、大人の矯正治療とほぼ同じです。1期治療で解決できない問題が残った場合に、治療します。

永久歯が生え揃った段階で行う治療で、ワイヤー矯正や、マウスピース型の矯正装置を使用します。

また、Ⅱ期治療の終了後も、咬み合わせを安定させるため、定期的に通院していただく必要があります。

□成人矯正との違い

小児矯正と成人矯正の大きな違いは、成長期の顎の成長を利用できるかどうかです。

子供の顎は成長段階のため、
矯正治療によって顎の発育をコントロールしながら、
骨格そのものにアプローチすることができる場合があります。

そのため、咬み合わせのズレや、顎の変形を未然に防ぎやすくなります。

□小児矯正のメリット

  • 将来的な抜歯のリスクが下がる
  • 大人の矯正治療の必要性が減る
  • 顎の発育をコントロールすることが出来る可能性がある

お子さんの顎の骨の成長次第では、歯並びが悪くなってしまうことがあります。

適切な成長のタイミングで矯正することができると、骨の位置が整えられます。

顎の骨の成長は、上あご・下あごでピークを迎える時期が異なります。
成長段階に応じた矯正治療を行うことが重要です。

  • 将来的な抜歯のリスクが下がる

永久歯の生えかわりの頃から、歯並びの幅を拡大する治療を行うことで、
将来的にガタガタが出来るリスクを避けることが出来きます。

そのため、将来的に抜歯を行うことなく治療できる可能性があるのです。

  • 大人の矯正治療の必要性が減る

小児矯正を行い、歯並び咬み合わせが整っていれば、
大人になってから大きく変化する可能性は低いです。

ただし、生活習慣や長年の癖などから咬み合わせが変化する可能性もあります。

□小児矯正のデメリット

  • 矯正治療中は、むし歯のリスクが高くなる
  • 装置の付け外しや、歯磨きなど、本人の協力が必要になる
  • トータルの治療期間が長くなる
  • 矯正治療中は、むし歯のリスクが高くなる

矯正治療中は、装置をお口の中に装着します。
装置は歯に直接取り付るため、むし歯になる危険性が高くなります。

お口の中を清潔に保つには、歯間ブラシやタフトブラシを使った丁寧な歯磨きが大切です。

  • 装置の付け外しなど、本人の協力が必要になる

小児矯正で使用する矯正装置の中には、付け外しを自分で行うものがあります。

そのため、お子さんが治療にご協力いただけない場合、治療の効果が出ない可能性があります。

矯正治療をして歯並び咬み合わせが改善されると、
見た目が良くなることはもちろん、食事も非常にしやすくなります。
こうしたメリットをお子さんに伝えて、治療へのモチベーションを上げることが大切です。

  • トータルの治療期間が長くなる

小児矯正は、幼児や学童期の頃から治療を始めるため、矯正期間が長くなる可能性があります。

矯正治療を行う歯科医院とは長いお付き合いになります。
そのため、歯科医院を選ぶ際は、治療の精度や内容を含め、
立地など、長期的に通えるかを
考慮していただくことをお勧めします。

□最後に

適切な時期に小児矯正を行うことで、
将来の歯並びや咬み合わせに悪影響を及ぼすリスクを下げることができます。

一方で、小児矯正は、
”お子さん自身で管理することがある”
”ブラッシングが難しくなる”
などの、デメリットも存在します。

ただし、これらのデメリットは、
保護者の方にもお子さんの矯正器具の使用を促してもらう、
歯磨きなどのセルフケアをサポートするなどして、
ご家族皆さんで協力していただくことで解決できると思います。

お子さんの歯並びや咬み合わせが気になる方は、どうぞ当院にご相談ください。
私たちも、お子さんの”機能的でキレイな歯並び”を達成できるよう
いい歯並びは人生を変える
のコンセプトのもと、全力でサポートさせていただきます。

福島区・野田阪神・中之島の小児矯正・成人矯正専門医 かきうち歯科矯正歯科
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監修者情報

院長 垣内 優一

歯の治療と聞くと、「苦手」や「不安」を感じる方も多いと思います。
大阪市福島区・野田阪神の「かきうち歯科矯正歯科」では、そうした気持ちを少しでも和らげるため、患者さまとしっかりとコミュニケーションを取り、一人ひとりに根拠ある適した治療を提供することを心がけています。
5年後、10年後にも「ここで治療を受けて良かった」と思っていただけるよう、日々研鑽を積みながら、皆さまとともに歩んでいきたいと考えています。

経歴

                   
  • 大阪市福島区出身
  • 日本矯正歯科学会 認定医
  • 日本口腔インプラント学会 専修医
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