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2022.11.15

歯科矯正の開始時期

治療の時期は大きく二つにわかれます

治療段階は、乳歯と永久歯が混ざっている時期の治療(第1期、小学生)と、永久歯がそろってからの治療(第2期、小学校高学年から中学生)に分けて考えます。それぞれの目的は次のようになります。

第1期(早期治療)=将来のことを考え、あごの成長・歯のはえかわりを望ましい状況に近づける。
第2期(本格的治療)=ブラケットと呼ばれる装置を歯につけ、ワイヤを用いることで、より望ましいかみ合わせを得る。

また、治療に必要な期間は第1段階では約2~3年、第2段階では2年程度と思われます。

第1期早期治療が必要な場合

あごの成長や歯のはえかわりに問題があると考えられる場合や、指しゃぶりなどの不良習癖を伴う場合は、小学校低学年頃から治療を行います。一般的に受け口などはこの時期からの治療が必要なことが多いようです。また、乳歯が虫歯などで早くに抜けてしまった場合もこの時期の対応が大切になります。

小学校高学年のころがとても大事です!

いわゆる乱杭歯(らんぐいし)が見込まれる場合(軽度~中等度)、この時期から適切にアプローチを始めれば、永久歯を抜かずに治療が進められる確率が増えます。ともあれ、子どもさんの場合、人それぞれいろいろな要素があると思われますので、かかりつけの歯科医あるいは専門医にご相談されることをお勧めいたします。

大阪府歯科医師会 垣内康弘
からだの相談室Q&A 毎日新聞 2005/05/27掲載