定期検診=節約?!
皆さん、こんにちは。
福島区、野田阪神のかきうち歯科矯正歯科です。
今回は、定期検診を”受ける”場合と”受けない”場合に、
生涯にかかる歯科費用にどのぐらい変わってくるのか?についてお話ししたいと思います。
歯科定期検診は重要です
歯科定期検診を受けることは、歯の健康を維持するために非常に重要です。
では、なぜ重要なのでしょうか。 まず、受けることで、
小さな問題を早期に発見し、早めに対処することができます。
虫歯や歯周病などの歯の問題は、初期段階では痛みや症状があまり現れません。
しかし、定期的な検診で専門家が問題を見つけ出し、適切な処置を行うことで、
状態の悪化を防ぐことができます。
定期健診と生涯治療費
それでは、定期検診を受けることで、
実際に生涯にかかる歯科費用にどれだけの差が出るのでしょうか。
たとえば、アメリカの研究では、定期検診を受ける人は受けない人に比べて、
生涯の治療費が30〜40%低くなるという結果が出ています。
これは、定期検診によって小さな問題が早期に発見され、
大きな治療が必要な状態になるのを防ぐことができるからです。
さらに、定期検診を受けることで、予防歯科の効果も期待できます。
予防歯科は、長期的に見て非常に費用対効果が高いとされています。
予防先進国とされるスウェーデンの研究によれば、予防歯科に定期的に投資することで、
歯科治療全体の費用を20〜50%削減できるという結果が出ています。
フッ素塗布や定期的なクリーニングなどの処置により、
虫歯や歯周病の発生リスクを大幅に減少させることができるのです。
定期検診を受けない場合
逆に、定期検診を受けない場合、歯の問題が進行してしまい、
大規模な治療が必要となることがあります。
例えば、インプラント治療や自費の入れ歯などは高額な治療です。
1本のインプラントをするには50万円ほどかかります。
これが複数本に及ぶと、総額は数百万円に達することもあります。
そのため、定期検診を受けることで、高額な治療のリスクを回避することができます。
日本の場合は保険制度内での検診が可能なため、3か月ペースで通院したとしても、
レントゲン写真等を含んでも年間の費用は2万円以下となります。
生涯で80万円程度、治療も早期発見ならば保険の範疇で可能な場合がほとんどです。
歯科治療費の生涯総額の平均が50万円程度と言われているため、
実際、大きな治療を必要としない方では、
その5分の1から10分の1程度に収まるでしょう。
まとめ
総括すると、定期検診を受けることはお口の健康を維持し、
生涯にかかる歯科費用を節約するために非常に価値のあるものです。
皆さんも、定期的な検診を受けて、健康なお口を保ちましょう。
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矯正治療中に気をつける食べ物・飲み物
院長 垣内 優一
経歴
- 大阪府枚方市出身
- 日本矯正歯科学会 認定医
- 日本口腔インプラント学会 専修医