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2024.07.15

学校から歯科検診の用紙をもらって帰ってきたら

こんにちは。
福島区、野田阪神のかきうち歯科矯正歯科です。

今回は幼稚園・小学校・中学校で行われる歯科検診後に歯科医院受診の案内用紙があった場合のお話です。

お子様が学校歯科検診の用紙を持ち帰ってきた時、どのように対応すればよいのでしょうか?
結果用紙の見方や次のステップについて解説します。

まず、検診結果の用紙には、お子様の歯の健康状態が記されています。

主な項目としては、むし歯の有無、歯ぐきの状態、その日の汚れの状態、かみ合わせ・歯並びのチェックなどがあります。以下のように項目が分かれています。

1.むし歯(C)にチェックがあった場合

虫歯が見つかった場合、その程度によって対応が異なります。軽度の虫歯であれば、早めに治療を開始することで進行を防ぐことができます。
検診結果には「Cまたは要治療」と記載されていることが多いので、この場合は速やかに歯科医院を予約しましょう。
治療が遅れると、虫歯が進行して神経まで傷んでしまうことがあります。
若年者のむし歯は “穿通性う蝕”と呼ばれ、進行が早く1、2カ月で思わぬ深さまで至ることがあります。

2.歯ぐき(G)に炎症があった場合

歯ぐきの状態に関する指摘があった場合、結果には「Gまたは歯周炎」と記載されます。
その場合まず歯磨きの方法・回数などを見直す必要があります。
実は幼稚園・小学生の間には歯周炎と呼ばれる状態まで至ることはごく稀です。
しかし、それなら大丈夫と楽観視せず、歯科医院での診察を受け、
・正しいブラッシング方法
・正しいフロスの使用法
・適切なハブラシのサイズ
を知ることは重要です。
また、定期的なプロフェッショナルクリーニングも考慮しましょう。

3.歯列(歯並び)・咬合(かみ合わせ)に問題がある場合

歯列・かみ合わせの問題は、将来的な歯並びや顎の成長に影響を及ぼすことがあります。
もし、「要観察」と書かれている場合は、一度、必ず矯正に精通した歯科医師に専門的に見てもらうことが大切です。
かみ合わせの問題は、
・早期発見により歯を抜く必要がなくなったり
・埋伏してしまう歯をしっかり出すことができたり
するため、現在の正しい状態の把握に矯正治療を行える歯科医院を受診しましょう。

4.要注意乳歯の項目にチェックがある場合

要注意乳歯とは、永久歯が出てきても生え変わるべき乳歯が残っている状態を指します。
大部分はそのまま自然脱落が見込めます。
しかし、昔神経をとった乳歯の生え変わりの際は注意が必要になります。
本来吸収するべき乳歯の根っこが十分に吸収せず、永久歯がズレた位置から萌出してしまうということが起こります。
そのため、早めに抜けにくい乳歯の場合は抜歯を行い、永久歯を正しい道へ誘導してあげることが大切です。

学校から歯科検診の用紙をもらったときのまとめ

いかがでしたか?
お子様の学校歯科検診の結果用紙を受け取ったら、その内容をしっかりと確認し、必要な対応を迅速に行うことが、健康な歯を保つための第一歩です。
当院では、野田、福島区内の幼稚園・小学校だけでなく、
北区・淀川区などの近隣の小学校の検診用紙をもらってきたお子様にも対応しております。
何か不明な点や不安なことがあれば、いつでも当院にご相談ください。
お子様の笑顔のために、私たちも全力でサポートいたします。