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2024.02.12

オーラルフレイルって何だろう?

みなさんはオーラルフレイル(oral frailty)という言葉をご存知でしょうか?
なんとなく聞いたことはある。という方がいらっしゃるかもしれまん。

フレイル(frailty)という言葉は比較的新しく、2014年に日本老年医学会が提唱した”加齢に伴い、心身の機能が少しずつ低下している様子”を表した言葉です。

オーラルフレイルとはフレイルに口腔を表すオーラルをくっつけて、口腔(歯、歯ぐき、口の中の組織)の機能や健康が衰える状態を指します。
主に高齢者に見られ、歯周病、むし歯、嚥下(飲み込み)の問題などが原因となります。
オーラルフレイルは、身体の全体的な健康にも影響を及ぼすことが研究で示されています。

オーラルフレイルの特徴として、以下のような症状が挙げられます。
歯や歯ぐきの問題: 歯周病やむし歯などが進行しやすく、口の中の健康状態が悪化します。
嚥下障害:飲み込みが困難になり、食事や飲み物の摂取に支障をきたすことがあります。
栄養不良:食べ物の選択が制限されるため、栄養不足になることがあります。
口臭や口腔内の不快感: 口の中の問題が原因で口臭や不快感が生じることがあります。

対策と予防

オーラルフレイルを防ぐためには、定期的な歯科検診や適切な口腔ケアが重要です。歯磨きやフロスを使ったり、バランスの取れた食事を心掛けることも大切です。また、定期的な健康チェックや栄養バランスの良い食事を摂取することも予防策の一環となります。
オーラルフレイルは放置すると健康に悪影響を及ぼす可能性があるため、早期に対処することが大切です。正しいケアと予防策を取り入れることで、口腔の健康を維持し、全体的な健康にもプラスの影響を与えることができます。

監修者情報

院長 垣内 優一

歯の治療と聞くと、「苦手」や「不安」を感じる方も多いと思います。
大阪市福島区・野田阪神の「かきうち歯科矯正歯科」では、そうした気持ちを少しでも和らげるため、患者さまとしっかりとコミュニケーションを取り、一人ひとりに根拠ある適した治療を提供することを心がけています。
5年後、10年後にも「ここで治療を受けて良かった」と思っていただけるよう、日々研鑽を積みながら、皆さまとともに歩んでいきたいと考えています。

経歴

  • 大阪府枚方市出身
  • 日本矯正歯科学会 認定医
  • 日本口腔インプラント学会 専修医