むし歯治療

むし歯治療:虫歯を放置してもよくなることはありません

当院のむし歯治療

可能な限り「削らない」「抜かない」治療

MI : Minimal Intervention

Minimal Intervention(以下MI)とは、直訳すると「最小の侵襲」。簡単に言うと、歯をできるだけ抜かず、削らずに治療を行おうという考え方です。

従来の一般的な歯科治療は、虫歯に侵された部分を削って詰め、そして削る部分がなくなれば歯を抜いてしまうといったものでした。

しかし、近年では歯科材料技術の進歩もあり、今までの治療法とは異なる考え方が徐々に歯科界に浸透してきています。それがMI、「できるだけ歯を抜かず、削らずに治療を行い、健康な歯を残していく」という考え方です。
MIを推進・実践すると、患者様にメリットが生まれます。
それは、「歯の寿命が延びる」ということです。

「痛くない」「削らない」治療

一方で、患者様のご要望は、「痛くない」「削らない」治療です。

MI治療は削らない。それに痛くないための設備・技術をプラスした治療を私達は提供します。

かきうち歯科医院のMI治療、“痛くない”、“削らない”ための設備技術をご紹介します。

表面麻酔と電動麻酔器

今では当たり前になっていますが、表面麻酔を使うと、針の刺入の痛みを和らげることができます。これもしっかりと乾燥させた状態で、1分間塗り込むと、十分な効果を出すことができます。
また電動麻酔器を使い、人間の手ではコントロールの難しい、ゆっくりとした速度で麻酔薬を注入します。
これだけ環境と状況を整えると、まず痛みを感じません

“極細の針”と“体温と同じ麻酔薬”

歯ぐきには痛点と呼ばれる、痛みを感じるポイントが1平方センチメートル辺り100~300個あるとされています。この痛点をなるべく避けることができると、痛みをなくせます。
当院では痛点に触れないよう、33Gという世界最細の針を使用しています。
また、体温に近い温度まで、薬液を温めておくことで、温度差からくる痛みを限りなくゼロにします。

初期虫歯の徹底した判定

“削らない”と言ってみても、むし歯が正しく判別されず放置され、痛みの出るような大きいむし歯になってしまっては、本末転倒です。
できる限り早期にむし歯をみつけ、早めのチャンスを逃さず、正確に処置することが、削らないですむことに繋がります。
かきうち歯科医院では熟練のドクターでも判別しづらい初期むし歯を判定するダイアグノデントという装置を備えています。
ダイアグノデントを用いると、むし歯の早期判定だけでなく、むし歯の進行状態やむし歯の取り残しを確実に判別できます。“削りすぎを防ぎ”経験と勘の治療ではなく、科学的根拠に基づいた治療を実践することができます。

ダイアグノデント
歯科用CTによる正確な診断

比較的大きいむし歯の場合、歯の神経を抜かなければならないかもという状況に直面することがあります。その際、むし歯の拡がりがどういう状態であるか、平面の写真ではわかりづらい場合、CT撮影で神経をギリギリ残せるようにむし歯を除去していくという判断ができます。
歯の根っこの方へのダメージなども、正確に確認することが可能なため、必要最小限の歯の切削を考える場合に有効です。

歯科用ルーペの利用

すべてのケースで行うわけではありませんが、「歯科用ルーペ(拡大鏡)」を使っての治療を実施します。

画像を見てみてください。
画像で肉眼で見たときと歯科用ルーペを使用したときの視界の差は、概ね画像のようです。
歯科用ルーペを利用した場合、細部まではっきりと大きく見ることができます。当然ながら繊細な治療をしやすくなり、歯を削る量を最小限に抑えることが可能になります。

ルーペで拡大したイメージ
適したドリルの利用

歯を削るドリルにも、多くのサイズ・種類があります。
当然のことですが、大きいドリルを使うと歯を削る量も大きくなり、小さいドリルを使えば、歯を削る量が少なくなります。

適したドリルを度々変えて、削る量を最小限にし、かつ効率よく処置します。
近年、非常に径の小さいミニマムバーというドリルができるなど、器具の進歩により0.1mm単位での処置が可能になっています。当院では歯の削る量を最小限に留めるため、このようなドリルを採択しています。

通常のドリルとさらに細いドリル
コンポジットレジンの活用

レジンとはプラスチックの素材で、特殊な光を当てると固まります。
どのような形状にも対応でき、銀歯などと比べて削る歯の量を最小限に抑えることができるので、積極的に使います。
どんなケースでもレジンを使うことができる訳ではありませんが、適応症例と判断した場合は、第一選択肢と考えています。

審美的にもレジン治療は優れていて、ドクターの経験があれば、優れた選択肢といえます。歯の詰め物としてご存知の方も多い銀色の金属などより、レジン治療を行った場合のほうが、美しい仕上がりだと思います。

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