年齢別歯周病徹底ケア

歯周病は歯を失う原因第一位

年齢別歯周病徹底ケア

15~30歳

歯周病の原因菌が定着し始めるのは、15歳前後頃からといわれています。2017年時点、厚労省の調査により、歯周病が疑われる人の割合は15~24歳で約18%、25~34歳で約33%です。
20代を過ぎると人間の免疫力は少しずつ低下することがわかっており、仕事などで不規則な生活になりがちなのも、症状を悪化させる一因となっています。
ケアとしては、歯石のつきやすい方で約3ヶ月、丁寧な清掃ができている方が約6ヶ月ペースで定期検診を受けると良いでしょう。

15-30歳の歯周病ケア

30~50歳

急激に歯周病の罹患率は増加し、30代以降でおよそ80%の方が歯周病であると報告されています。実際にこの時期はお仕事や子育てで、痛みなどの症状がないと、なかなか歯医者に行けない方も多く見られます。
その様な方が、ふと来院された時に、お口の状態を説明させていただいた後、きまっていわれることがあります。
「もっと早くに診てもらっておけば良かった」
そう感じられた方は、皆さん、お口のケアに関心を持っていただきやすいので、細かいブラッシング、そしてフロスやウォーターピックといった補助器具をしっかり説明させていただきます。
当院では1本でも歯を多く残すための取り組みを、積極的に行っていますので、一度ぜひ検診、ご相談にいらしてください。

30~50歳の歯周病ケア

50~60歳

お口のメインテナンスに定期的に来院される方と、そうでない方の差がはっきりと表れてきます。
歯周病の初期では、あまり気にならなかった症状も、進行してくると、全体的に歯ぐきが痩せてきたり、歯ブラシが困難な所だけ、局所的に歯周病が進んでグラグラする歯がでてきたりと、お口のトラブルを引き起こします。歯周病で動いたり抜けたりする歯があると、咬み合わせにも変化がでてきてしまい、結果的にはお口全体のバランスの崩壊を招いてしまいます。
この時期の口腔ケアは、歯周病リスクの高い方で1ヶ月程度、上手なケアをされている方なら3ヶ月に1度程度の定期検診をお勧めしております。

50~60歳の歯周病ケア

60歳~

“8020運動”という言葉をご存知の方も多くいらっしゃると思います。これは厚生労働省の提唱している「80歳で20本以上の歯を残しましょう」という運動です。
実際に20本以上、歯が残っている方は、本来の咬み合わせのおよそ7~8割の力を維持することができ、健康的で不自由ない食事がとれるお口の状態ということになります。
現在、60歳で自分の歯が残っている平均本数は、約21本とされています。ですので、この時期からキチッとしたお口の検診、セルフケアを行っていけば、8020が達成できる可能性が高まります。
どうしても年令を重ねると、唾液の分泌量が減り、むし歯や歯周病になりやすいです。しかし、正しい、そして確実なケアをすることで、予防をすることは十分に可能です。私達と一緒に生涯を通して自身の歯で食事ができる喜びを達成しましょう。

60歳からの歯周病ケア
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