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2025.02.08
舌のくせ(舌癖)とは何?
こんにちは。
大阪市福島区、野田阪神のかきうち歯科矯正歯科です。
お子さんがふざけてベーっと舌を出す。よくあることですが、
あれ?
なんか歯の隙間があいてきたような??なんか出っ歯のような気もする。。
実はこれ、舌癖という習慣からくるものかもしれません。
ということで、今回は舌のくせについてのお話です。

舌癖(ぜつへき)とは、
舌が無意識のうちに行う癖や動きのことを指します。
例えば・・・
いつも口が開いたままで舌が歯の間からのぞいていませんか?
食事をする時にクチャクチャ音が聞こえていませんか?
舌癖は、歯並びや噛み合わせ、口周りの筋肉の発達、
発音などに影響を与える場合があります。
舌癖にはいくつかの種類や原因がありますが、
代表的なものを以下に挙げます。
主な舌癖の例
- 舌前方突出癖(ぜつとっぜんぽうしゅつへき)
舌を前方に突き出す癖で、特に飲み込むときや発音するときに見られます。
この癖は、出っ歯や開咬(上下の前歯が噛み合わない状態)を引き起こすことがあります。 - 舌側方突出癖(ぜつそくほうとっしゅつへき)
舌が奥歯の間に挟まる癖で、これが原因で歯並びが乱れることがあります。 - 舌が上下歯列に接触する癖
舌が常に上下の歯列に触れていることで、歯列に圧力がかかり、
噛み合わせに影響を及ぼす場合があります。
舌癖の原因
- 幼少期の癖
指しゃぶりや長期間の哺乳瓶の使用が舌癖につながることがあります - 口呼吸
口呼吸が続くと、舌の位置が正常な位置(上顎の裏側)からずれてしまうことがあります - 習慣やストレス
無意識に行う癖やストレスが舌癖の原因となることがあります - 口腔筋機能の弱さ
舌や口周りの筋肉が弱いと、舌が不適切に動く場合があります
舌癖が引き起こす可能性のある問題
- 歯並びの乱れ(出っ歯、開咬、歯間の隙間など)
- 噛み合わせの不調
- 発音の問題(特に「さ行」や「た行」)
- 顎関節症のリスク増加
対処法
- 舌癖をなおすトレーニング
舌の正しい位置や動きを意識するトレーニング(MFT:口腔筋機能療法)を行います
特に、MFTにつきましては、当医院で専門的に行っております。
お気軽にお問い合わせください - 矯正歯科治療
舌癖による歯並びや噛み合わせの乱れを矯正治療で改善します - 口呼吸の改善
鼻呼吸を促す治療や習慣づけを行います - 専門家の指導
歯科医師、矯正歯科医、言語聴覚士による指導
舌癖は早めに気づいて対応することで、将来的な問題を予防することが可能です。
気になる場合はお気軽に相談ください。
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監修者情報
院長 垣内 優一
経歴
- 大阪府枚方市出身
- 日本矯正歯科学会 認定医
- 日本口腔インプラント学会 専修医