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指しゃぶり

指しゃぶりの影響と年齢。

保健所での3歳児健診で、歯並びへの指しゃぶりの影響を指摘されたのですが、どうしたらよいでしょうか。

指しゃぶりと不正咬合の関連は以前から周知されており、保健所や学校検診などでは歯並びへ悪い影響を及ぼす習癖のひとつとしてチェックの対象になっています。

ただ、幼児の指しゃぶりは、多くの子供さんにみられる生理的な行動の一つと考えられ、無理やりに指しゃぶりをやめさせればよいというものではなく、強制的に中断させることによって弊害が生じた事例も報告されております。指しゃぶりと不正咬合(上顎前突や開咬など)は関連が分かりやすく、指しゃぶりそのものに否定的なイメージがあるため、なるべく早くやめさせたいということはよくわかります。しかし、歯並びへの影響ということでいいますと、おおむね6歳ぐらいまでに中止すれば、それまでの指しゃぶりによって生じた不正咬合は消失するといわれていますし、就学年齢になると周りのお友達などの目が気になる年ごろとなり、自然に指しゃぶりをしなくなることも多いと思います。

お子様は現在3歳とのことですので、あせらず、慌てず、ゆっくりとやめさせてあげるのがよろしいかと思います。

ただ、あまりにも口元が気になる、あるいはいつまでたっても指しゃぶりをやめるようなそぶりがないということでしたら、かかりつけの歯科医院にご相談されるとよいと思います。

大阪府歯科医師会学術部常任部員 垣内 康弘
からだ相談室Q&A 毎日新聞 2008/05/30 掲載